【青学ボランティア団体での挑戦〜人口約5万人の被災地、宮城県塩竈市を救う〜】(青山学院大学4年/今野友彰)

 

経済復興支援

・漁業

三陸は海鮮が美味しく、有名ですが、現場まで目を落としてみると人手不足や高齢化、担い手不足が深刻です。
大学生のマンパワーで一時的でも漁師さん方の作業を手伝うことで負担を軽減させるほか、東京の学生が第一次産業に触れることで現状を知り、ネクストアクションにまで繋げられると理想です。 

・農業

漁業と同じく人手不足へのアプローチや、第一次産業の大変さを知ります。手伝っていた田んぼのお米からは地酒が製造され、それを味わうのが楽しみでもありました。
 

・草刈り

日本三景松島湾に浮かぶ、風光明媚な塩竈市浦戸諸島では、震災が拍車をかけ高齢化が進んでいます。島民の方々の生活環境の向上や、観光客向けにも景観の保護といった観点からこの活動を行なっています。

 

・PR動画作製

震災の影響は観光面にも及びます。風評被害などで減少してしまった観光客や、新たな層を呼ぶため、大学生の視点から塩竈市の魅力を取材・作製したものがこれです。編集作業もスタッフのオリジナルでやっており、完成したものは市の観光案内所で流してもらったり、学内イベントなどで放映しています。 
 

・お祭り支援

 
最後にお祭り支援です。こちらは毎年行われる島の夏祭りの準備や当日の参加、後片付けをお手伝いしています。島という特性上、お祭りの持つ意味は大きいと感じていますし、島の方々との交流や温かさも感じられる機会として、今後もお手伝いしていきたいと思っています。
 

ボランティアで上げた成果とは?

 
 
やっちゃん
おおお、、、
そんなに多くの活動に分けられてるんだ、毎年たくさんの学生が塩竈市に派遣されて現地の人たちとともに盛り上げてるんだね。

プロジェクト全体としてたくさんのことをしてきたと思うんだけど、それによって観光に来る人の数とかは変化したの?

 
 
今野くん
それめちゃめちゃいい質問かも笑。

結論から言うと、そういった変化を直接的に数字として確認することは難しいかなって思ってる。

例えば教育っていうのは特に成果は分かりにくい。子供たちに勉強教えて、この子たちの成績がすぐ伸びますか?って言われたら正直分からない。長期的に追わなくちゃいけないしね。
一方、経済に関しては間接的には確認できると思っている。例えば、PR動画に関しては、観光客の推移はみれるし、漁業とか農業も漁獲量や収穫量で間接的には確認しやすい。

でもそれはあくまで間接的。必ずしもその要因がボランティアしたからっていう確証はない。

僕はボランティアをやること自体にすごい意味があると思うんだ。そこに対して成果を実感できたらハッピーだよね?くらいの考え方を持っているかもしれない。

だから数字の代わりに何をもって僕らは成果を実感しているかというと、現地の人との信頼関係の変化でしかない。

これは活動の継続によってしか実感できないことだと思っている。2012年から毎年現地に行ってる訳だけど、子供たちから、また来てくれたんだ!と声をかけてもらえることも多くなってくるし、現地の大人の方々からもどんどん自分たちに任せてくれることが多くなって行く。どれだけ信頼を積み上げられたか、そういったもので成果を捉えているかな

 
 
やっちゃん
なるほどね、数字には見えない成果か。
継続して現地に足を運び、塩竈市の人達と少しずつ、だけど確実に信頼関係を築けていることが何よりの成果なんだね。しかもそれは第三者ではなく、そこに足を運んだ人にしか決して実感することのできないものなのか。2014年以降年毎年現地に足を運んできたこんちゃんは一番その変化を実感していそう!
 
 
今野くん
ほんとそうかもしれない。
この前行った時も会ったことない人が僕の名前を知っていて、『あ、今野さんね』みたいなことが普通にあったんだ。僕のことを知っていてくれているから、僕が『今どんなことに困ってるんですか?』って質問もしやすいし、現地の人達も信頼して本音で話してくれる事も多くなったんだよね。
 
  
やっちゃん
まさに向こうの人にとってこんちゃんや、団体の人達は正義の味方的存在だね。
一回来て終わりじゃない、継続して足を運んでいるからこそ、そういった信頼関係が築けているのか。
僕の中でボランティアに対する考え方が変わってきたなあ。
 

プロジェクトのリーダーとして苦労した経験

 
 
やっちゃん
さっき、リーダーとして学生100名弱を動かしてるって話だったけど現地の人たちも含めたらとてつもない数の大人の方々も巻き込んでいたんだね。

そんな中でこんちゃんは主にリーダーとしてどんなことをしてきたの?

 
 
 
今野くん
僕はさっきの大きな2つの活動を管理するリーダーとして、メンバーに仕事も振りつつ、プロジェクトの企画、関係者との打ち合わせ、大学への企画書提出、関係者との利害調整などを主にしていたよ。

その中で頻繁に行政の方や教育委員会の方々と連絡を取ったり、会議をすることもあったな。

 
  
やっちゃん
行政や教育委員会、、、、
僕が大学1年の時、関わっていた大人ってアルバイトの社員さん2.3人くらいしかいなかったかも笑。対応の仕方とかめちゃめちゃ勉強になりそうだな!

そういった人達を巻き込んでいく中で苦労した経験ってある?

 
 
  
今野くん
連絡の取り方には苦労したかな。
 
ある時、教育委員会に伝えて、そこから各団体(小学校)にこの情報おろしといてくださいって頼んでおいたことがあって、でもそれが行き届いてなかったってことがあったんだよね。
しかもそれが活動の直前で発覚してしまって、小学校も学生ボランティアの受け入れ準備が間に合いそうもなく、活動できないかもしれないってことが僕がリーダーを始めて最初の年で起こったんだ。個人的に感情の起伏ない方だと思ってるけど流石に落ち込んでたね、この時は。
  
やっちゃん
それはめちゃめちゃ焦るなあ。
そこからどうやって乗り越えたの?
 
 
今野くん
結局、その時はなんとか準備が間に合って、やらせてもらえたんだけど次の年以降はこんなこと起こしたくないなって思ったんだ。
現地と学生双方の満足度も低くなってしまうかもしれないしね。
結局、なにが悪いんだろうと考えて、2年目は連絡を取る仕組みを変えるようにしたね。
地域の上の人に話をしつつ、その下の各現場にも同じように内容を僕が共有する。さらに、現場(農家、学校etc)に対しては電話だけじゃなくて実際に足を運んでFace to Faceのやり取りを必ずするようにしたんだ
そうしたら同時に現場の本当に困っている声も聞くことができて、プロジェクトの質もかなり高めることができたと思ってる。
こうやってステークホルダー全てと関わりを持つことでそこのエラーをなくすことを2年目は心がけていたね。
 

  
やっちゃん
なかなかそうやって会いにいくってコミットしにくいよね誰でもできるわけじゃないよね。徹底してるのがすごいよなあ。普通だったらまあ、これくらいいっかってなっちゃいそう…
 
 
今野くん
何だかんだ僕も責任感感じてたんだよね。

自分の1つの判断で「何人が影響受けるのか」を
日々すごい考えさせられていて。
大学もパンフレットとかにでっかく取り上げてくれてたし、メディアとかにも取り上げられるわけだよね。塩竈市に行くと、青学がきたって思われる、大学の看板背負ってるわけよ。中途半端にやるのはほんとまずいし申し訳ない。

そういった社会的な責任を感じてたのもあってコミットできたと思うな。
 
  
やっちゃん
その責任感じてる大学生なんてそうそういないぞ笑。
これから進む会社は違うけど、こういった人が同じ時に社会人になるってのは心強いな。
 
 
 

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今週の大学生





小出紘大くん

明治大学 政治経済学科4年

2年の冬に「さみしい人/弱い立場の人をなくす方法を探るため、議員インターンシップに参加。
協賛企業だったMicrosoftの社員さんと話すなかで「自分のやりたいことはITでできる」と思いたつ。

3年の夏から4年の冬にかけて、Loco Partners、Origami、SUSANOO(Etic)にインターン生として参加。

現在は、SUSANOOで学んだ「最小仮説検証」「不完全でもとりあえずやってみる」ということばを胸に、パートナー事業の立ち上げ、恋愛メディアの製作に取り組む。




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ABOUTこの記事をかいた人

慶應大学に通う1995年生まれの4年生。学生時代は東進ハイスクールで担任助手として活動する。現在はがん細胞の転移を抑制するという目標の下、週6でタンパク質の研究をしている。NPO法人JUKEでもちょっとだけ活動。時間的にバイトができないので今はメルカリで生計を立てている。いらないもの募集中!通学時間が片道2時間かかるのでその時間でブログとメルカリやっている。